iDeCoの除外商品について
皆さんはiDeCo利用していますか?
個人型確定拠出年金のiDeCoもだいぶ知名度が上がり、年下の子と飲んでいても「加入しています!」という話を聞くようになってきました。
「年金2000万円不足問題」なんてメディアの煽り報道の影響も多少はあったのか、多くの人たちが資産運用に興味を持ってくようになっています。
iDeCoはあらかじめ決めた商品を決めた金額で毎月購入していくシステムで、その掛け金は全額控除対象であること、60歳まで引き出せないことなどの特徴があります。
多くの人が興味を持っているiDeCoですが、昨年「確定拠出年金制度等の一部を改正する法律」が施行され、運用商品の上限数が35本に決められました。
今までのSBI証券のiDeCo運用商品は60以上あり、ほぼ半分が除外商品となる運びになります。
まぁ除外されるまでの機関が2023年まで猶予があるので、急いで対応することもないっちゃないのですが、今回はスイッチング(持っている商品を売却し、ほかの商品を購入すること)を行いました。
スイッチングのデメリット
そもそもiDeCoの素晴らしいところはどこでしょうか。
もちろん節税効果!と答える方も多いとは思いますが、個人的には「強制的に長期分散投資ができる」この点ではないかと考えています。
個人投資家が投資で負けてしまう理由は「損切」です。損切をしない投資家に未来はありませんが、損切をしなければ損失が生まれないというのも事実です。
理想は、損切のない取引です。
事実、個人投資家の勝敗データで、短期トレードの勝率はとても低く、長期投資になればなるほど勝率が高くなるというデータがあります。(上がるまで待っているので当然ではありますが。)
iDeCoはせっかく60歳まで引き落とせず、強制的に長期目線で投資ができる環境なのに、スイッチングをしてしまうとそれまでの損失、利益を確定してしまうため、長期投資ではなくなってしまいます。
それでもなお、今回スイッチングに踏み切った理由は・・・
一番下の海外債券が私のポートフォリオで除外商品になっていますが、損益率も3つの中で最も小さくなっています。
昨年の大暴落もありましたが、長い目で見れば株式というのは上昇傾向にあり、長期投資の醍醐味は株式のインデックスであると感じました。
リセッション時の緩衝材として債権を入れていましたが、iDeCoの画面は毎日チェックするわけではないので、よほどまめな性格の人以外は全世界、あるいはアメリカ市場に長期目線で積み立て投資をするのが良いのではないでしょうか。
スイッチングの手順
というわけでスイッチングの手順ですが、いたって簡単。
上記の画像の売却をクリックし
全銘柄を売却で確認
スイッチング先を選択。(ってか除外商品多すぎだろ)
購入するだけです。
今後は淡々と積み立てるのみ
今後はスイッチングは行わずに、全世界、NYダウインデックスに淡々と積み立てを行っていく予定です。
妻のiDeCoを見てみるとNYダウ、海外株式インデックスともに+8%となっていました。昨年末の暴落に合わせて始めたため、私より%は良くなっていますね。
おまけ 年金対策にも有効なiDeCo
昨今言われている年金の不安問題。皆さん感じ方はそれぞれでしょうが、私は「そりゃそうだよな」と割と冷淡に感じています。
高齢化が進めば年金制度の維持が困難なのは20年前の自分が小学生の時からわかっていたことだし、何を今さら?といった感想です。
今のお年寄りは年金がもらえるはずですから、無理に投資して資金を失うことのないようにしましょう。(金融機関の汚いところは老後不安を煽って高齢者に投資を進めることですね。)
今の若い人は40年後、30年後のために資産形成を行いましょう。
iDeCoの良いところは60歳から受け取り可能なところです。
年金は受け取りを遅らせることで1か月の支給額が増えるシステムになっています。
iDeCoで60歳から70歳までの暮らしを何とかすれば、その後に貰える年金の1ヶ月の支給額は42%増えます。
恐らく我々が高齢者になるころには、年金支給開始は70歳、繰り下げは80歳まで可能になっているでしょう。
つまり、若い頃に資産形成を行っていけば、万が一にも「繰り上げ受給」で年金の受取額を少なくすることなく、「繰り下げ受給」で多くの年金を受給することができるのです。
もちろん、最も有効な老後対策は、長く働くことです。体は資本、健康にも投資をしましょう。(ダイエット中)
さてさて、本日はiDeCoについてでした。
皆さんはiDeCoの運用商品何にしていますか?
では(。・ω・)ノ゙