積み立てFX米ドルのロスカットレート
今回は金利上昇で話題の米ドルの積み立てFXについて少し考えてみます。
私は1か月2万円、レバレッジ3倍で米ドルを積み立てています。
レート110円とすると1年では、2万円×3倍×12カ月÷110円=6545$が積み上がります。
スワップポイントは年間9700ポイント入ります。
レバレッジ3倍でのロスカットレートは1ドル85円(-25円/ドル)になりますが、スワップポイントは年間累積で9700ポイント入るので、ロスカットレートは83円(-27円/ドル)になります。
あれ?思ったより下がらない。
本来であればアメリカドルのレバ3倍での積み立てFx(24万円の投資に対して9700円のスワップポイント)は年利4%の利率になります。(積み立てでなく一括購入の場合は約7%程度)
トルコリラレバレッジ2倍の17%に対して大分低めです。しかし、世界の基軸通貨であるドルでの利率ですから別格の安心感があります。デフォルトリスクは低いですね。
では2年積み立てた場合はどうでしょうか。110円レート固定で考えれば
48万円×3倍÷110=13090ドル積み上がります。
月のスワップポイントは2985円で2年累計で37309円積み上がるので81.4円(-28.5円)までロスカットレートを下げることができます。
以後5年目になってもロスカットレートは78円程度です。
計算してみるとトルコリラとはまた別の側面が見えてきました。米ドルはレバレッジ3倍で計算するとスワップポイントだけではあまりロスカットレートを下げることができません。
トルコリラではスワップポイントでガンガンロスカットレートを押し下げられます↓
ただし、ドル円が60円など極端に下がる可能性は低いので、そこまで心配しなくても大丈夫でしょう。実際は新興国通貨よりも下落のスピードはゆっくりなはずなので、円高時には少し月の積み立て額を増やしたり、円安時には減らしたりなどの調整もできると思います。よほどのことがない限り、トルコリラよりははるかに安全に運用ができると思います。
まとめ
トルコリラと違ってスワップポイントだけで自動的にロスカットレートが下がっていくわけではない。(年2円程度は下がる)
基軸通貨なので下落幅にも限度があり、デフォルトリスクが低い。
ドル円で積み立てFxするなら、為替損益での利益も狙いたい。