高金利通貨で本当に儲けることができるのか?
積み立てFXを開始してもう少しで2カ月になります。途中で円高が進み、為替損益はマイナスになっていますが、徐々にスワップポイントが入ってきて、毎日確認するのが楽しみになってきました。
今回はSBI Fxトレードの積み立てFxについて考察します。
スワップポイントは毎日変動しますが、現在トルコリラのスワップポイントは1通貨当たり0.0092円、アメリカドルは0.0076 円程度が毎日入ります。
面倒なので簡略化して、月計算で、積み立てFXの利回り、ロスカットの可能性などについて考えていきます。
私の場合はアメリカドルを月々2万円×投資効率3倍、トルコリラを月々1万円×投資効率2倍で積み立てています。
トルコリラの場合
月々1万×レバレッジ2倍で積み立てているので、1か月に2万円分のトルコリラ(TRY)を購入できます。平均購入単価を21円とすると20,000円÷21=952TRY/月となります。952TRYの1か月のスワップポイントは952TRY×0.0092×30=約262円が入ってきます。
つまりレバレッジ2倍でトルコリラを所有するとスワップポイントは年利31%に相当します!すごい!
積み立ての場合は後述の通り17%の年利になります。
積み立てFXで警戒すべきは為替損益とロスカットです。トルコリラのような不安定な通貨では一日で数円単位の暴落が起きる可能性があります。
ロスカットを避けるにはどうしたらよいでしょうか。
①安い時に仕込む
これはFXの基本にして最も難関。そんなことできていたら誰も苦労しません。
②証拠金をたんまり入れておく
これはとても有効な方法ですが、当然資金効率は低下します。
③スワップポイントをためていく
上の②に準じますが、スワップポイントがたまっていくにつれて証拠金も増えていくので自然とロスカットレートを下げることができます。
私の場合はトルコリラがいくらになったらロスカットされるのでしょうか。月々1万円ずつ証拠金を積み立てていく場合を考えます。
SBI Fxトレードは証拠金が30%になるとロスカットになります。
1年後、レート変わらずトルコリラが21円の場合は12万×2倍÷21=11424TRYがつみあがっているとします。その時のスワップポイントは月に3153円、1年通して20494円分のスワップポイントが付きます。積み立てなので一括購入よりも年利は落ち、17%程度です。(これならレバレッジ1倍で一括購入でもいいんじゃないか…?ゲフンゲフン)
本来ならば12万円の証拠金の70%に当たる84,000円のマイナス(-7.3円/TRY)の下落でロスカットですが、そこに2万円のスワップポイントが上乗せされることによって‐10万円(-9円/TRY)の下落に耐えることができます。平均購入単価が21円とすれば12円までの下落に耐えられます。
1年後ロスカットレート12円/TRY
2年後ロスカットレート10円/TRY
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5年後ロスカットレート5.4円/TRY
ちなみに徐々に為替が下落していく場合には、その分多くのトルコリラを買付できるので、スワップポイントは増えていきます。もちろん為替損の方が大きくなりますが。
まとめ
スワップポイントの累積によって、暴落時のロスカットの可能性は年々下がる。
(1年で2円ずつロスカットレートが下がっていく。)
総合評価として、全く安全ではありませんが、後々ここが底だとすれば夢のある投資法と思いました。
(これは独り言ですが、レバレッジ1倍だと1年目から‐16円程度まで耐えられます。さすがにそこまで心配せずに、積み立て効率2倍でもよいのではないでしょうか?)
次回もう少し安全?な米ドルの積み立てFxについて考察します。